防災・セキュリティ

学術的領域から、その応用まで防災・セキュリティ分野の向上に貢献しています。

CSRの防災・セキュリティへの取組みは、地震情報処理システムへの開発がスタートでした。東京大学地震研究所との共同研究により、人間の体には感じないほどの超微震や海底・火山・地下水・地磁気などの変動データまで正確に拾いだし地震のメカニズムを解析するという、地震発生に関する学術データの電子化に日本で初めて成功。すでに、日本全国に数千ヵ所にもおよぶ地震計測装置を設置しています。さらに通信技術、データ伝送技術、画像・映像処理技術等を活用することにより、河川情報管理システムや津波情報システムなどの災害防止システム、さらには医療情報セキュリティへの応用へと対応分野を拡大。より安心して快適に暮らせる社会環境の整備と安全な情報ネットワーク社会の実現に向けて貢献しています。

地震防災・緊急地震速報

1990年に世界に先駆けて震度を自動計測する計測震度計を開発。気象庁認定品として気象庁をはじめ、防災研究所、消防庁、各自治体、放送局、原子力発電所、ダム管理事務所等数千ヵ所へ納入。またネットワークされたこれら計測震度計からの情報を基に、地震情報を集中管理する震度情報ネットワークシステム等も開発しています。2007年10月1日、スタートした緊急地震速報。CSRは、学校・企業・病院との施設で緊急地震速報をいち早く受信し、施設内ネットワークを通じより効果的に警報可能なシステムの構築を行っています。

河川管理

雨量、水位、ダム諸量、水質、堰諸量等の各種データを収集するテレメータシステム、また、それらのデータを解析し、河川管理、各種制御およびWeb表示等を行なう河川情報管理システム、ダム放流時、警報情報等を行なうシステム等の開発をしています。



PKI (公開鍵基盤)

マルチアプリケーションICカードによる認証および認証局。厚生労働省・経済産業省両省が推奨する医療用セキュリティ通信規格「ISCL規格」により、X.509証明書をICカードに格納し、公開鍵を使用した相互認証と暗号用鍵再送機能を実現。標準的なブラウザとWebサーバを用いたシステムで公開鍵を利用しセキュアチャネル層を確立することで、完璧なデータの保護を行います。認証局では、本人の資格を確認、審査後“鍵”と“証明書”をICカードに格納し本人に配布します。

技術分野